2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『インターステラー』クリストファー・ノーラン

今更インターステラーを見た。そして気持ち悪い声を出してぼろぼろ泣いてしまった。 とにかく自分の琴線にふれまくる作品だった。 インターステラー [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント 発売日: 2015/11/03 メディ…

『あんずのど飴』冬川智子

仲の良かった友だち同士が、いつの間にか疎遠になっていくのは寂しいことだ。 あんずのど飴 (IKKI COMIX) 作者: 冬川智子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/01/30 メディア: コミック クリック: 6回 この商品を含むブログ (6件) を見る 高校に入ってす…

『辺境で』伊図透

短編集だが同じ登場人物が出てくる話もあり、連作短編のような形になっている。収録されている話は、美大生の話、小学校の優等生の女の子が不良の男子と高オニをして遊ぶ話、ソ連で鉄道を敷く話など様々で楽しめた。 辺境で 伊図透作品集<辺境で 伊図透作品…

『LOVE理論』水野敬也

溺れる者は藁をも掴むという。私はこのような恋愛マニュアル本に付箋を貼りながら読んでいる自分に気付いて、ああ自分は溺れかけているのだと思った。 LOVE理論 作者: 水野敬也 出版社/メーカー: 文響社 発売日: 2013/12/14 メディア: 単行本(ソフトカバー…

『居心地の悪い部屋』岸本佐知子 編訳

昔から、うっすら不安な気持ちになる小説が好きだった。読み終わったあと見知らぬ場所に放り出されて途方に暮れるような、なんだか落ち着かない、居心地の悪い気分にさせられるような、そんな小説。(編訳者あとがきp.181) 居心地の悪い部屋 (河出文庫 キ 4…

『さよなら妖精』米澤穂信

学生時代を思い出して切なくなるいい青春小説だった(記憶改ざん済み)。 さよなら妖精 (創元推理文庫) 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2006/06/10 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 254回 この商品を含むブログ (283件) を見る あ…

『大人のための文章教室』清水義範

体系的な文章のトレーニング本ではなく、著者の実体験から得た文章に関する知識を並べていったような本だった。そのため、話の内容は全体的に散漫な印象を受けたが、なるほどと思わせられる説得力のある話も紹介されていたりして、意外とおもしろかった。 大…